ニートの思考回路
じゃあ、なんなんだよ!っておもったんだよ。どうせ貧しい人は貧しいし、ホームレスの人はホームレスだし。障害を持っている人は変わらないのに、みんな辛くて苦しいのに。楽しいことなんか一個もなくて、ずっと死ぬまで働き続けなきゃならないのに。なんでそういうことが起きるの?なんで真面目に頑張ってる人がそっち側に転落するの。ずーっと真面目に頑張らなければ、一本の梯子を間違いないように登らなければ転落してしまう。ちょっと間違ったらすぐに引きずり降ろされる。
間違ったらもう戻ってくることができない。そんなのない!!! そんなはずはないし、命を削られるように働くんじゃなくて、もっと違う働き方があってもいい。一生懸命さや頑張りが自分の本質的な喜びや楽しみを増やすような仕事、大変でもその大変さが楽しみに変わる仕事、本質的な喜びになる仕事。向いてもいないのに急きたてられてやらされるなんてまっぴらだ!!!
仕事とはそういうもんだよ、じゃああんたは一つの仕事を本当にきちんとやり遂げたといえることがあるのか?お前はちゃんと仕事をできるといえるのか?そういって何にも準備もせず、社会に出るためのスキルもつけず、ずっと何もせずインターネットをしながら無為に過ごしてきたくせに、自分がやるべきこともやらず、家族の手伝いもろくにせずずっと過ごしてきたものに、なんのチャンスもあるわけがない。この埋め合わせはどうしてくれる。お前にこの埋め合わせができるのか。お前は罪人なんだよ。このまま何にもできずに迷惑かけながら死んでしまえ。
大体こんなのが、ずっと交互に襲ってきてた。 気の休まる暇がなかった。自分で死んじまえって言ってると、暗い思考しか湧いてこない。
自分は恵まれているのに、なぜできない。もっとつらい人がいるのになぜできない。なんでそんなことをしていられるんだ。
やらなきゃできないのに、被害者意識満々で。何をいっている。
でも、自分を責めているとますますやる気がなくなるんだ。自分をいたわったほうがずっとやろうという気力がわく。
やんなっちゃう。いい年をして。
まぁ、しょうがない、つきあっていくしかない、と思うより仕方がない。実際言い逃れができない事実だし。経験すればわかるようにはなっていくだろう。