よしなしごと

こころのこととか、前者後者論とか、好きなひとのこととか

風間さんとの出会い2

ellisbell.hatenablog.com


 

 

前回は風間さんのAstudio出演と友人の芸人さんの誕生日エピソードまで書いたが、今回はその続き。。。

 

 

 友人の誕生日を祝いに東京から福井まで行くという風間さんの行動力に驚き、彼に興味を持った私は、誕生日話の後日譚がないかとネットをあさっていた。そうしたら、当の芸人さん(福島さん)がその日の一部始終をご自分のブログで語っていたのだ。思わぬ来福者と風マジックの話を。

福井大会初日 思わぬ来福者 福島カツシゲ『本日も起志快晴!?』

このエピソードは、多分多くの人が風間さんのコミュニケーション能力の高さに、「すごいね!!」となるところだろうが、私には多少意味合いが違うものだった。

 

 私はそれまでずっと、自分一人の世界にいた。幼い頃に友達との間でおきたいさかいが原因で、どうせ人は自分を裏切り離れて行ってしまうものだ、という思い込みが自分の内にあり、他人は自分を傷つける敵だった。人を信用できなくて、表面上はニコニコしながらずっと自分の殻を閉ざして生きてきた。他人に心を開けず、自分から全く人と関わらなかったため、自分から人とつながりを結ぶ方法が全く分からなかった。

 

 また、親の言うことを聞く優等生タイプで自分の意志がなく、自信もなく、自分の弱みを人に見せることができずに、こんなダメな自分では社会に出ていけないと感じて就職することが怖くて仕方がなかった。それがこじれて、この6年ずっと引きこもり生活を続けてきたのだった。

 

 こんな自分がどうやって人と関わって社会の中で生きていったらいいのか、そもそも社会とつながりの切れた自分がどうやったら人とつながってお金を得ていけるのか。そのための方法も調べれば沢山あったのだろうけれど、引きこもってしまっている罪悪感と社会に対する恐怖心から調べることすらできなくなってしまっていた。

 

 そんな時に知ったのが、このブログの風マジックだった。見知らぬ土地で知っている人も少ないであろう福島さんが、初めて知り合った人々に誕生日を祝ってもらい、プレゼントを受け取り、自分のキャンペーンまでその土地で開催できるようになった。この立役者が風間さんだと知ったときに、「なんだ、この人!!!!全く知る人がいない土地で人とのつながりを作り、自分を相手に知ってもらって、ことを起こせる。どこに行っても生きて行ける人なんだ。私もこの人のようになれば人とつながり、食いっぱぐれることなく生きてゆけるかもしれない。。。」と思った。

 

 人とコミュニケーションが全然取れない私にとって、一から関係性を作って人を集められるのはものすごい衝撃で、こんな人がいるのか!!!という驚きと、逆にこれを真似れば自分も人とつながれるのではないかという期待が自分の中にドン!!!と入って来たのだ。風間さんを知ったことで、絶対無理だと思い、諦めてしまってどうしたらいいか分からなかった社会に出て自立して生きるということの輪郭がはっきりし、自分でも出来るものなのではないか、と初めて思えたのである。

 

 そして、それと同時に心の底から、体が震えるぐらい「ねぇ、、、どうして、、

どうしてこの人はこんなに人に囲まれているのに、私にはできないの。。。どうして、、、どうしてよ!!!」という思いが湧き出してきて。それは滅茶苦茶悔しく、羨ましく、寂しく、なんとも言い表せない感情で、「あぁ、できるなら、、風間さんのように、、、なりたいなぁ。。。。」と思ったのだった。いまでも、読むと涙が出てきそうになる。。。。。  

 

つづく。。。