進むのか、戻るのか。
人とつながりたい。 ずっとそう思ってきた。
自分を芯から分かってくれて、一緒にいるホッとして、何年たっても変わらず笑い合える、そんなつながりを作りたかった。
なぜって? 私がずっと長い間いっつも独りぼっちだったからだ。
20年間ずっと。
小中学校でも、高校大学でも、果てはそれ以後8年の間ずっと引きこもってまでも。ずっと、一人でい た。怖かったんだろうな、人と関わるのが。
だから、風間さんと出会ったとき、言いようもない驚きがあった。私の理想の光景がそこに広がってい たから。
人がたくさん周りにいて、何もないところからあっと驚くような楽しい場を作り上げることができて、 全然知らない人ともすぐに仲良くなって、信頼されてて。 人と話すときには相手の気持ちの底の底まで汲み取り、自分が 持ってるイメージをそのまま相手に受け渡せる。。
風間さんのような人になりたい、どうにかして少しでも近づきたい、と思って、私はそのとき自分の殻 に閉じこもることを止めたのだ。
だが、いま私は あの時のまま ここにいる。
自分から動こうとせず、安全・安心の枠の中にちぢこまって、自分が安心して付き合える人以外と関わろうともしない。まず、自分が殻を破らなきゃどうしようもないというのに。
そんなのもうバレているのに、ちっぽけな自意識を傷つかないように必死で守っている。はたから見たら、羽根布団を小さな風呂敷にぎゅうぎゅうに押しこめてるようなものなのに。
そりゃあそうだ、自分にとってあれだけキツいことだったんだ。それから20年ぐらい、他人は敵だ、と思って心にシャッターを下ろし、どうせできない、、、とやりたいことをするのを諦め、言われたとおりにやってりゃいい、って、感じることを止めてしまうほどにその衝撃はデカかった。
こんな自分では就職できない、と思ったのも、間接的には そのせい、なのだから。
でも私は知ってるんだ。それは建前にすぎないってこと。
ほんとうは自分で自分の責任を取ることから逃げているんだよ?
誰かのせいにしていたいの、傷つきたくないの。そうすればいつまでも自分のなかに籠っていられる。
でも...だって...って言ってれば、本当の意味で自分の外には出なくていいんだから。
ものを書いて食べていきたい、なんて、自分から知らせなければ他の誰にも知られない。だからランサーズでのライター応募に躊躇したし、低単価の、誰にも関わらない、日記の延長のようなタスク作業しかしなかった。
自分のブログを知人には知らせなかったし、ブログで稼いでる人のツイッターはたくさん見てるのに、全くフォローしていなかった。
いつもどっちつかずで、踏み出せなくて、決めなきゃならない結果がでてしまうことを恐れている。
そんなんで、これからの人生、やってけるわけなかろうよ。。。
どうするよ、私。