文章の書き方と印象2

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

山田ズーニーさんの文章の書き方は重い。でもすごく芯と覚悟がある。一言一言を心から絞り出してくるような印象を受ける文体だ。

 

良くも悪くも、文章には感情が現れてしまう。母と子の癒着という同じテーマで文章を書いても、怒りを抱えている人の文章にはそこはかとなく怒っていることがにじみ出る。大丈夫と思っている人の文章には大丈夫がにじみ出ている。

 

こんなに真逆の意見が同列に並べられている。そしてたぶんどちらも正しい。正しいってひとつじゃないんだね。ひとの数だけあっていいんだ。その人はそれでそこから抜け出せたんだから。

 

抜け出すという目的を前にして、方法は人の数だけあっていい。

 

 

 

文章の読みやすさ

文章の筋、流れが分かるようレイアウトを工夫しているんだ。文章の筋(ストーリー)になる部分は、必ず1行にしている。そこだけ読んでも意味がわかるように。

 

癒着してから抜け出すまでの一人の人のストーリー(具体的でわかりやすい)

子が母親から離れられない理由 当事者の不安と迷い

怒りをもって離れた人 安心をもって離れた人

今まさに離れようとしている最中の人の希望のある言葉

 

これって、全体を俯瞰するストーリー 個別の意見 実際に直面している人の希望のある言葉で終わっている。一つの型なんだね。

 

ズーニーさんの文章って、自分を生きるってことが全体の大きなテーマだと今気づいた。

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